ヘアアイロン メンズ 使い方の基本と押さえるポイント
ヘアアイロンは女性だけのものと思われがちですが、最近では多くの男性にも必須のスタイリングアイテムとなっています。
特に、クセ毛の補正や毛流れの調整、立体感のあるヘアセットなど、清潔感やおしゃれ度をアップさせるために活用する人が増えています。
ただし、使い方を誤ると髪のダメージや仕上がりのムラにつながることも。ここでは、ヘアアイロンを初めて使う男性にもわかりやすく、基本的な使い方や重要なポイントを紹介します。
メンズがヘアアイロンで垢抜ける理由とは?

第一印象に差が出る「毛流れ」と「清潔感」
メンズが垢抜けて見えるかどうかは、第一印象で決まることが多く、その大きな要素が「清潔感」です。どれだけ服装に気を使っても、髪がボサボサでは台無しになってしまいます。
ヘアアイロンを使えば、乱れた毛流れを整え、ツヤのあるまとまりのある髪型に仕上げることができます。
特に寝癖やクセ毛が目立つと、だらしない印象になりがちですが、ヘアアイロンを当てるだけで自然なストレートや立ち上がりを再現でき、見た目の印象が大きく変わります。結果として、相手に与える印象が一気に垢抜けたものへと変化し、好感度もアップするのです。
顔まわりのスタイリングが垢抜け感のカギ
髪型の中でも特に目につきやすいのが顔まわりのスタイリングです。前髪やサイドの髪が重く見えたり、クセで広がっていたりすると、野暮ったさが強調されてしまいます。
ヘアアイロンを使えば、前髪の流れをコントロールし、立ち上げたり自然に分けたりすることが可能です。これにより目元や輪郭がはっきりと見え、顔全体の印象がすっきり整います。
センターパートやアップバングなど、トレンド感のあるスタイルもアイロンを活用することで再現しやすくなります。顔まわりに清潔感と動きが生まれることで、一気に垢抜けた印象に近づくことができるのです。
トレンドスタイルの再現性が高まる
現在のメンズヘアトレンドには、アイロンを使った立体感のあるスタイリングが欠かせません。たとえば韓国風のマッシュやコンマバング、波打ちパーマ風など、プロのような仕上がりはヘアアイロンなしでは難しいものが多いです。
アイロンを使えば、毛先に動きをつけたり、ボリュームを調整したりと、自由自在にスタイルを作り込めるようになります。これにより、美容院で仕上げてもらったような髪型を自宅で再現できるようになり、自信を持って人と接することができるようになります。
結果として、スタイリングの幅が広がり、トレンドを取り入れた垢抜けた印象をキープできるのです。
スタイリング剤の効果を最大限に引き出せる
アイロンを使わずにスタイリング剤だけで髪を整えようとすると、どうしても崩れやすくなったり、思った形にならなかったりすることがあります。
ヘアアイロンはスタイルの「土台作り」として非常に効果的で、髪にあらかじめ形をつけておくことで、ワックスやバームのノリが良くなり、1日中スタイルをキープしやすくなります。
特に、毛先にニュアンスを出したい時や、トップにボリュームを持たせたい場合には、ヘアアイロンがあるだけで仕上がりの質が格段にアップします。結果的に、セット時間を短縮でき、効率よく垢抜けスタイルが完成するのです。
自分に似合う髪型を探す手助けになる
垢抜けるためには、自分に合った髪型を見つけることも重要です。しかし、美容院で試すだけでは限界があり、理想のスタイルを追求するのが難しい場合もあります。
そんなときこそ、ヘアアイロンが役立ちます。さまざまなスタイルを自宅で気軽に試すことができ、似合う角度やカールの強さを細かく調整できるため、自分の魅力を引き出す髪型が見つかりやすくなります。
ヘアアイロンを活用することで「いつも同じ髪型」から脱却し、垢抜けた雰囲気を身につけることができるのです。スタイリングの自由度が高まることで、ファッションやメイクとのバランスも取りやすくなります。
メンズ初心者向けヘアアイロンの正しい使い方

髪はブロッキングして少量ずつ挟む
初心者がやりがちな失敗の一つに、毛束を多く取りすぎてしまうことがあります。一度に挟む量が多すぎると、アイロンの熱が髪全体に均等に伝わらず、思い通りにクセがつかないばかりか、外側だけ焦げてしまうリスクもあります。
おすすめなのは、髪をブロッキングして少量ずつ丁寧にスタイリングする方法です。特に前髪やトップなど、スタイルに影響しやすい部分は、細かく分けてゆっくりアイロンを通すことが重要です。
ダッカールピンなどを使えば、巻く部分と巻かない部分を簡単に分けられるので、失敗を防ぎやすくなります。慣れないうちは面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間が仕上がりのクオリティを大きく左右します。
温度設定は髪質と慣れに応じて調整
ヘアアイロンの温度設定は非常に重要で、髪質やダメージの状態、そして使用者のスキルによって最適な温度が異なります。初心者であれば、まずは140〜160℃程度の低温から始めるのがおすすめです。
高温(180℃以上)はクセがつきやすい一方で、髪へのダメージが大きくなりがちなので、慣れてから段階的に上げていくと良いでしょう。また、髪が細い・傷んでいる場合は、低温でも十分にクセがつくため無理に高温にする必要はありません。
反対に、剛毛・直毛の方はある程度の高温設定が必要な場合もあります。自分の髪の状態を理解し、適切な温度で使うことが、髪を守りながら効果的なスタイリングを実現する鍵となります。
毛先にかけて滑らせるのが基本の動作
アイロンを当てる際の基本動作は「根元から毛先に向かって滑らせる」ことです。一箇所に長時間熱を当て続けると、髪が焦げたりパサついたりする原因となります。だいたい3〜5秒程度を目安に、一定のスピードで滑らせるようにしましょう。
特に毛先はダメージが蓄積しやすいため、優しく扱うことが大切です。また、前髪のようにカールをつけたい部分では、手首を軽く返しながら巻くと自然なニュアンスが出やすくなります。鏡を見ながら角度や動きを少しずつ調整することで、理想のスタイルに近づけることができます。
初心者の場合、最初は真っ直ぐに整えるストレートスタイルから始めると扱いやすく、失敗も少なく済みます。
スタイリング剤は冷めてから使うのが鉄則
ヘアアイロンで形を整えた直後に髪を触ったり、スタイリング剤をすぐに付けてしまうのは避けましょう。髪は熱が冷める過程で形状を記憶する性質があるため、冷めきる前に触ってしまうとクセやカールが崩れてしまいます。
特に初心者は、焦らずにしっかり冷ます時間を確保することが大切です。また、スタイリング剤は髪が冷めてからつけることで、アイロンの熱による蒸発や髪への負担を抑えることができます。
ワックスやバームは少量を手に取り、手のひら全体にしっかりなじませてから使用するのがコツです。根元ではなく毛先中心につけると、重たくなりすぎず自然な仕上がりに。こうしたひと手間が、モテ髪を作る大きな違いになります。

ヘアアイロン前にやっておくべきスタイリング準備

髪はしっかり乾かすことが基本
ヘアアイロンを使う前の最も重要な準備は、髪を完全に乾かすことです。濡れた髪に高温のアイロンを当てると、水分が急激に蒸発し、髪内部のタンパク質が変性して深刻なダメージを招きます。
これは枝毛や切れ毛、パサつきの原因になるため絶対に避けるべき行為です。髪はまずタオルドライをしたあと、ドライヤーを使って根元からしっかり乾かしましょう。このとき、髪の流れを意識しながら乾かすことで、のちのスタイリングがよりスムーズになります。
また、寝癖が残っている場合は、根元を水で軽く濡らしてから乾かすと、リセットしやすくなります。
ブラッシングで髪の絡まりを整える
髪を乾かしたあとは、ブラッシングで髪全体を整えることが必要です。髪が絡まったままアイロンを当ててしまうと、プレート部分に引っかかりやすく、摩擦によって切れ毛や抜け毛の原因になります。
また、アイロンの滑りも悪くなり、スタイリングがうまくいかない要因にもなります。目の粗いコームやブラシを使い、無理に引っ張らず優しくとかしておくことで、髪全体の流れを整えることができます。
とくに寝癖やうねりのある部分は、あらかじめ整えておくとアイロンの効果がより発揮されます。スムーズなスタイリングは、こうした下準備から始まっているのです。

ヒートプロテクト剤で熱ダメージを防ぐ
ヘアアイロンは高温の熱を髪に直接当てるため、事前の熱保護が非常に重要です。市販されているヒートプロテクト処方のスタイリングウォーターやヘアオイルを使用することで、髪への熱ダメージを最小限に抑えることができます。
とくに毛先やダメージが気になる部分には丁寧に塗布しましょう。これにより、髪の潤いを保ちながらも、熱による乾燥やパサつきを防ぐことができます。
また、ヒートプロテクト剤にはアイロンの滑りを良くする効果もあり、スタイリング時の摩擦軽減にもつながります。軽いミストタイプのものなら初心者でも使いやすく、べたつきも抑えられます。

スタイリングの前に髪をブロッキングする
髪全体に一気にアイロンをかけるのは非効率なうえ、仕上がりが雑になってしまうこともあります。そこでおすすめなのが「ブロッキング」という作業です。
これは髪を数ブロックに分けてピンなどで固定し、順番にスタイリングしていく方法です。前髪、サイド、トップ、バックなどに分けることで、アイロンの熱が均一に入り、ムラのない美しい仕上がりになります。
ブロッキングを行うことで、特に髪の短いメンズでもアイロン操作がしやすくなり、やけどのリスクも減ります。初めての方はダッカールピンを使って簡単に挑戦できるので、ぜひ取り入れてみましょう。

スタイリングの完成形をイメージする
準備段階でもうひとつ重要なのが、「最終的にどういう髪型にしたいか」を明確にイメージすることです。なんとなくでアイロンを使い始めると、左右非対称になったり、全体のバランスが崩れたりしてしまいます。

たとえば、センターパートで自然なカールを出したいのか、アップバングで立ち上がりを強調したいのか、それぞれでアプローチが変わります。スタイリング前に鏡で全体を見ながら、流したい方向やボリュームの位置をイメージしておくと、よりスムーズに作業が進みます。
イメージと準備が整っていれば、ヘアアイロンの効果を最大限に引き出し、理想のスタイルを再現しやすくなります。

アイロンプレート幅とヘッドの薄さがモテ髪を作るカギ
プレート幅が狭いほど操作性が高まる
まず注目すべきは「プレート幅の狭さ」です。一般的に、男性の髪は女性より短いため、細かくスタイリングしやすいように15mm〜25mm程度の狭いプレート幅(リンク)がおすすめです。
幅が狭いアイロンであれば、もみあげや前髪、襟足など細かい部分を的確に挟み、自然な毛流れやニュアンスを作ることができます。
また、センターパートや無造作ヘアといったモテスタイルにも対応しやすく、髪型全体にメリハリがつきやすくなります。コンパクトな幅は初心者でも扱いやすく、日々のセットが格段に楽になるでしょう。
幅が狭すぎるとスタイリングに時間がかかることも
ただし、プレート幅が狭すぎる場合には、全体をスタイリングするのに時間がかかってしまうというデメリットもあります。
特にミディアム寄りの長さの髪型や、全体をしっかりカールさせたい場合には、一度に挟める毛量が少なくなることで何度も作業を繰り返さなければならず、結果的に仕上がりにムラが出てしまうこともあります。
このため、自分の髪の長さや仕上げたいスタイルに合わせて適切なプレート幅を選ぶことが大切です。目安としては、15mm〜25mmの範囲内で選ぶと、汎用性が高く失敗しづらい選択になります。
ヘッドの薄さが根元からのセットを可能にする
次に重要なのが「ヘッドの薄さ」です。ヘッド部分が分厚いアイロンでは、髪の根元までしっかりアイロンを差し込むのが難しく、立ち上がりやボリューム感を出すスタイルに向きません。
特に、前髪やトップにふんわりとした動きをつけたいとき、ヘッドが薄いことでより自然な立ち上がりが作れるようになります。
これは、モテ髪の定番とされるセンターパートやアップバングを再現するうえで欠かせない要素です。薄型ヘッドなら、根元ギリギリまでしっかりアプローチできるため、メリハリのあるフォルムを作りやすくなります。
狙った部分をピンポイントで仕上げるには必須
薄型のヘッドと狭いプレートの組み合わせにより、狙った場所にピンポイントで熱を加えることが可能になります。これにより、自然なカールや外ハネ、束感のある毛流れなどを細かくコントロールでき、スタイルの完成度が高まります。
特に、顔まわりの髪に繊細な動きをつけたい時や、トレンド感のある無造作スタイルに仕上げたい場合には、細かな操作性が非常に重要です。
スタイリングの自由度が上がることで、どんな髪型にも柔軟に対応でき、結果として「こなれ感」や「垢抜け感」を演出しやすくなります。
自分の髪質とスタイルに合わせた選択を
最後に、これらのポイントはあくまで“自分の髪質とスタイリング目的”に合わせたうえで選ぶことが大切です。
くせ毛でボリュームが出やすい人は、やや幅広のプレートで安定感を重視しても良いでしょうし、髪が柔らかくぺたんとしがちな人は、根元から立ち上げやすい薄型ヘッドを優先するのが効果的です。
理想のスタイルを叶えるためには、「プレート幅」と「ヘッドの薄さ」を軸に、用途や髪質に合ったバランスを考えて選ぶのが成功のカギです。この2点を意識するだけで、毎日のスタイリングがぐっと楽に、そして魅力的に変わっていくでしょう。
メンズに合うヘアアイロンの選び方のポイント
コンパクトなサイズ感が操作性の鍵
男性は女性に比べて髪が短い人が多く、ヘアアイロンを扱う際には小回りが利くかどうかが重要です。
特に前髪やもみあげ、襟足などの細かい部分をスタイリングする際には、プレート幅が狭く、本体が小型であるほど操作がしやすくなります。
目安としては、15mm〜25mm程度のプレート幅のアイロンを選ぶと良いでしょう。小型であればあるほど、毛束を細かく挟めるため、ナチュラルな毛流れやニュアンスを出すのにも役立ちます。初心者にも扱いやすいため、まずはこのサイズ感をチェックすることが第一歩です。
プレートの素材と滑りやすさに注目する
ヘアアイロンのプレート部分は髪に直接触れるため、素材と滑りの良さがスタイリングの質を左右します。
例えば、チタン製やセラミック製のプレートは熱伝導が良く、ムラなく熱を伝えることができます。髪への摩擦が少ない滑りの良いプレートを選べば、髪へのダメージも抑えられ、繰り返し使用してもパサつきや枝毛になりにくいメリットがあります。

特に毎日使いたいという男性には、耐久性と髪への優しさを兼ね備えたプレート素材を選ぶことが大切です。
温度調整機能の有無をチェックする
ヘアアイロンを選ぶ際に見落としがちなのが「温度調整機能」の有無です。高温になるモデルほど素早くスタイリングが決まりますが、一方で熱ダメージのリスクも増します。そのため、自分の髪質や目的に応じて温度を調整できることが重要です。

特に軟毛やダメージ毛の人は、150℃〜170℃の低めの温度でセットすることが推奨されています。一方で、硬毛やくせ毛をしっかり伸ばしたい場合は180℃〜200℃でも使いやすくなります。
5℃や10℃単位で細かく設定できるモデルを選ぶことで、仕上がりに大きな差が出るでしょう。
立ち上がりの速さが忙しい朝に便利
朝の身支度時間が限られている男性にとって、電源を入れてから使用可能になるまでの「立ち上がりスピード」は非常に重要な要素です。最近のモデルでは30秒以内に100℃以上に到達するものも多く、すぐに使える利便性が向上しています。
特に通勤や通学前にさっとセットしたい人には、短時間で使用可能になるアイロンがおすすめです。また、立ち上がりが速いモデルは全体の作業時間を短縮できるため、髪型に時間をかけたくない人にも好まれています。
スピードは日常的な使いやすさに直結するため、購入時にはチェックしておきましょう。
安全面・自動電源オフ機能も確認を
最後に忘れてはならないのが安全性です。ヘアアイロンは高温になる機器のため、火傷や火災などの事故リスクがあります。
特に外出前に使うことが多い男性には、自動電源オフ機能付きのモデルがおすすめです。一定時間操作がないと自動的に電源が切れる機能があると、うっかり電源を切り忘れても安心です。
また、コードの回転式設計や断熱構造なども、使いやすさと安全性の両立には欠かせません。日常使いを想定するなら、こうした安全設計の有無も確認しておくとよいでしょう。
メンズ初心者におすすめのヘアアイロン5選
SALONIA サロニア ストレートヘアアイロン 15mm
特徴:プレート幅15mmで短髪や前髪のスタイリングに最適。
おすすめポイント:温度調整が120〜230℃と幅広く、立ち上がりも約30秒とスピーディー。
「初心者でも扱いやすく、コスパが良い」と高評価。
価格:3,828円(税込)

Panasonic パナソニック コンパクトストレートアイロン EH-HV2A-K
特徴:ストレートとカールの2WAY仕様。
おすすめポイント:軽量で持ち運びに便利。スムースグロスコーティングで髪の滑りが良い。
「旅行先でも使いやすいサイズ感」と好評。
価格:約4,780円(税込)

BAYATA シルクプロヘアアイロンストレート カール 2WAY 27mm
特徴:ストレートとカールの2WAY対応。12段階の温度調整が可能。
おすすめポイント:液晶温度表示で操作が簡単。髪に優しいセラミックプレート採用。
「多機能でこの価格はお得」との声多数。
価格:約8,075円(税込)

クレイツ 9012 イオンストレートアイロン CS-G9012CB
特徴:プロ仕様の高品質アイロン。イオン機能で髪に優しい。
おすすめポイント:温度調整が細かく可能で、スタイリングの幅が広がる。
「美容師も愛用する信頼の一品」との評価。
価格:約13,200円(税込)

テスコム ヘアアイロン ストレートアイロン 18mm 海外対応アイロン
特徴:18×80mmのスリムプレートで細やかなアレンジに最適。
おすすめポイント:コンパクトで持ち運びに便利。
旅行や出張用として手のひらにちょうど収まる可愛いサイズ感
価格:約2,400円(税込)



ヘアアイロン メンズ 使い方のテクでモテ髪になる温度調整の方法
ヘアアイロンを使いこなしてモテ髪を手に入れるためには、温度調整のテクニックが欠かせません。どんなに高性能なアイロンを使っても、髪質やスタイルに合わない温度設定では思い通りの仕上がりにならず、髪を傷める原因にもなります。
特に男性は、短めの髪型や繊細なニュアンスを求める傾向があるため、適切な温度でアイロンを使うことが美しい毛流れや立体感を作るカギとなります。
この記事では、初心者でも分かりやすいように、髪質別・スタイル別に最適な温度の目安や、失敗しない調整方法を詳しく解説していきます。
ヘアアイロン でセンターパートで抜け感のあるモテ髪を作るコツ

センターパートでモテ髪を演出する理由
センターパートは、顔全体のバランスを整え、知的で爽やかな印象を与えるヘアスタイルとして人気があります。
特に20代~30代の男性にとって、清潔感やおしゃれ感を簡単に演出できるのが魅力です。さらに、前髪を中央から分けることで目元が強調され、目力を引き立たせる効果もあります。
こうしたセンターパートの魅力を最大限に引き出すには、自然な立ち上がりと毛流れを作るスタイリングが重要であり、ヘアアイロンを活用することで完成度が格段にアップします。
ヘアアイロンを使う前の下準備が肝心
いきなりアイロンを当てるのではなく、まずは髪の状態を整えることが大切です。髪が濡れていたり、寝癖がついたままだと、きれいなスタイルは作れません。
まずタオルドライで水分をしっかり取り、ドライヤーで根元から立ち上げるように乾かしましょう。特に前髪は、中央から左右にしっかり分けて根元に空気を入れるように乾かすと、自然なボリュームが生まれます。
また、必要に応じてヒートプロテクト対応のスタイリングミストを使用することで、熱ダメージから髪を守ることができます。
前髪の根元を立ち上げるのが抜け感のポイント
抜け感のあるセンターパートを作るには、前髪の根元を立ち上げることが最も重要なポイントです。ヘアアイロンを使用する際は、髪の根元を軽く持ち上げて、プレートで上向きに通すことで自然な立ち上がりが得られます。
さらに毛先に向かってはアイロンを少し外側にひねり、S字のような流れを作ることで、柔らかく動きのある前髪になります。
このようなテクニックを使えば、堅すぎず、作り込みすぎないモテ髪スタイルを実現できます。失敗しないためには、細かく毛束を分けて少しずつセットするのがコツです。
温度調整で髪質に合わせたセットを
髪の質やスタイルに合った温度でアイロンを使うことも、スタイリングの完成度を左右します。髪が柔らかい、またはダメージが気になる方は、120〜160℃程度の低温でセットしましょう。
一方で、髪が硬い・太い方は180℃前後でしっかりと形をつけると崩れにくくなります。注意点としては、一か所に長時間アイロンを当てないこと。髪の水分が奪われてしまい、パサつきの原因になります。
理想的には、3〜5秒程度で滑らせるように使うと、髪にやさしくセットすることが可能です。
スタイリング剤は最後に軽く仕上げる
ヘアアイロンでセットが完了したら、スタイリング剤で形を整えましょう。抜け感を出すには、ハードなワックスではなく、バームやライトワックス、オイルなどの軽めのテクスチャーを使うのがおすすめです。
指先に少量を取り、毛先から中間へなじませるように揉み込み、形を崩さないように整えていきます。このとき、髪の根元にはあまりつけないように注意しましょう。
重たくなってしまうと、せっかく作った立ち上がりが崩れる原因になります。仕上げに手ぐしで整えれば、ナチュラルなモテ髪スタイルの完成です。
商品名 | 価格(税込)*価格は2025年5月時点 | 特徴・おすすめ ポイント | 商品画像 |
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オーシャントリコ アンサーオイル | 1,650円 | 毛髪補修成分配合。 〈アンサーオイル〉は、オーシャントリコが商品開発に2年の歳月をかけたとされるおすすめのヘアオイルです。毛髪補修成分のビタミンC誘導体やアルガンオイル、コメヌカオイルが傷んだ髪を健やかに整えます。 軽やかな使用感でツヤ感 ◎ です。 | ![]() |
KANTAN さらつやヘアオイル | 2,420円 | 軽い仕上がりでナチュラルスタイルに最適 軽い仕上がりでスタイリングのしやすさにこだわったメンズにおすすめのヘアオイルが、〈カンタンシリーズ(KANTAN SERIES)さらつや〉です。軽いまとまり具合でスタイリングの土台を作れます。 | ![]() |
ReFa ロックオイルライト | 2,640円 | 熱伝導でスタイルをしっかりキープします。 熱を素早く伝えて温度を下げる独自の熱伝導処方を採用しており、ヘアアイロンで作り上げたカールやストレートをしっかりとロックします。 | ![]() |
モロッカンビューティ ディープモイストヘアオイル | 1,650円 | 保湿+カラーキープが可能なオイルです。 モロッコ産のアルガンオイルをベースに作られたメンズにもおすすめのヘアオイルです。 保湿成分としてアルガンオイルやアルガン幹細胞エキスを配合しており、乾燥が気になる髪に潤いを与えます。 | ![]() |
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■スタイリング剤については、下記の2つの記事内でも取り上げています。
クリックして確認してみてください。


ストレートアイロンでつくるパーマ風ヘアの魅力
ストレートアイロンでもパーマ風ヘアは作れる
ストレートアイロンと聞くと「髪をまっすぐにするもの」という印象が強いかもしれません。しかし、使い方次第ではゆるいウェーブやツイスト感のある動きのあるスタイルを作ることが可能です。
とくにパーマをかけるのに抵抗がある人や、校則・仕事の関係で施術が難しい男性にとって、ストレートアイロンは“その日の気分で”アレンジできる柔軟なツールになります。使いこなせば、セットの自由度が一気に広がり、自然でラフなモテ髪を演出することもできます。
ナチュラルな無造作感が今っぽいスタイルに
パーマ風スタイルの魅力は「作り込みすぎていない自然さ」にあります。ストレートアイロンを使って毛束を少しずつ取り、根元から手首を返しながら巻いていくことで、ゆるく無造作な動きをつけることができます。
このとき、全て同じ方向に巻くのではなく、内巻きと外巻きをランダムに組み合わせると、こなれた印象が加わります。無造作なニュアンスのあるヘアは、女性からの印象も良く、頑張りすぎないけれど清潔感のある印象を与える“ちょうどいい”モテ髪として人気です。
パーマをかけるより手軽で自由度が高い
美容室でのパーマ施術は費用や時間がかかるうえ、仕上がりが気に入らなくても簡単に戻せないというリスクがあります。
その点、ストレートアイロンなら1日限定のスタイリングが可能で、イメージチェンジも気軽に挑戦できます。失敗しても直せるという安心感もあり、初心者にとって取り入れやすいのが魅力です。
さらに、巻く方向や強さを調整することで、スパイラル風や波打ち風などさまざまなスタイルが表現でき、服装やシーンに応じてアレンジができる点も魅力です。
ヘアセットが楽しくなり、印象もアップ
髪型が整うだけで印象は大きく変わります。ストレートアイロンでのパーマ風アレンジを取り入れることで、普段のスタイルにアクセントが加わり、自信を持って人と接することができるようになります。
特に髪に動きが出ると顔まわりに立体感が生まれ、小顔効果やシャープな印象にもつながります。また、自分でスタイリングを覚えることでヘアセットが習慣化し、清潔感のある好印象を自然と保てるようになるでしょう。モテ髪を目指すなら、まずは日々の習慣から変えることが近道です。
熱ダメージに注意しながら取り入れること
一方で、毎日のようにストレートアイロンを使う場合は、熱によるダメージにも配慮が必要です。高温での使用を続けると、毛先のパサつきや枝毛の原因になりやすいため、温度は自分の髪質に合わせて調整しましょう。
初めての人は140〜160℃程度からスタートし、慣れてきたら180℃前後まで調整してみるのがおすすめです。また、ヒートプロテクト機能のあるスタイリング剤やオイルを使うことで、髪の内部を守りながらスタイリングできます。適切なケアをしながら楽しむことが、長く健康な髪を保つ秘訣です。
キメ髪をキープするためのスタイリング剤の使い方
スタイリング剤はヘアセットの仕上げに使う
ヘアアイロンで理想のヘアスタイルを作った後、仕上げとしてスタイリング剤を使うことで、形をキープしつつツヤや立体感をプラスすることができます。
注意すべきは、スタイリング剤を「アイロン前に使わない」ことです。ワックスやバームなどが髪に付いた状態でアイロンを使うと、熱が均等に伝わらず、スタイルが崩れる原因になります。
さらに、スタイリング剤が焦げつくリスクもあり、髪の傷みにもつながります。アイロンの熱が冷めたのを確認してから、適量を手に取り、毛先から中間に向かってなじませていくのが理想的です。
スタイリング剤の種類は髪型や髪質に合わせる
スタイリング剤は種類によって仕上がりが大きく異なります。ツヤ感を出したい場合はオイルやグリース、ナチュラルな動きを出したい場合はバームや軽めのワックスがおすすめです。
髪質が細くてボリュームが出にくい人は、硬めのワックスでしっかり立ち上げるとスタイルがキープしやすくなります。
一方で、硬い髪質の人はバームで柔らかさを出し、自然な毛流れを作るのが良いでしょう。目的に応じて使い分けることで、髪型の完成度が高まり、モテ髪へと近づきます。
使う量とつける場所を間違えないこと
スタイリング剤は「つけすぎない」「つける場所を選ぶ」ことが大切です。全体に均等に塗ろうとして多量につけてしまうと、髪が重くなり、せっかくのスタイルが崩れる原因になります。
とくに根元にはできるだけつけないようにし、毛先から中間にかけて指先で少しずつ揉み込むのが効果的です。
必要な箇所だけに塗布することで、ヘアスタイルにメリハリが生まれ、狙った形を一日中キープしやすくなります。初心者のうちは、少なめから始めて調整するのが安全です。
スタイリング剤は手でしっかり伸ばしてから使う
スタイリング剤を直接髪につけるのではなく、手のひらでしっかりと伸ばしてから使うのが基本です。手のひら全体に均等に広げてから髪に触れることで、ムラなく自然にスタイリング剤をなじませることができます。
とくにバームやワックスは、手の温度で少し柔らかくしてから使うことで髪へのなじみも良くなり、仕上がりが格段にアップします。
この一手間を省かずに行うことで、ベタつかず軽やかな仕上がりを実現できます。
最後の仕上げにスプレーでキープ力を強化
ヘアスタイルを長時間キープしたい場合は、仕上げにスタイリングスプレーを使うのが効果的です。
髪全体にふんわりとミスト状にスプレーすることで、湿気や風にも強い持続性を得られます。ただし、スプレーのかけすぎは固まりすぎて不自然な印象を与えることがあるため、軽めに1〜2回に分けて吹きかけるのがベストです。
また、前髪や顔まわりなどの見える部分には、手にスプレーを取ってからなじませるようにすると、自然な印象を損ないません。こうして仕上げることで、完成度の高いキメ髪を一日中キープできます。
モテ髪に差が出る!ヘアアイロンのNG行動と対策

濡れた髪にヘアアイロンを使うのはNG
まず最も避けたいのは、濡れたままの髪にアイロンを当てる行為です。髪が濡れている状態は内部に水分を多く含んでおり、そこへ高温のアイロンを当てると、水分が蒸発する際に髪の内部構造を破壊し、タンパク質変性を引き起こす原因になります。
結果として、パサつきや枝毛、切れ毛など深刻なダメージにつながります。対策としては、しっかりとタオルドライを行い、ドライヤーで完全に乾かしてからアイロンを使用することが基本。乾いた状態でこそ、ヘアアイロン本来の効果が発揮されます。
同じ箇所に長時間アイロンを当てない
次に注意したいのは、同じ場所にヘアアイロンを長く当ててしまうことです。スタイルを決めたい一心で、何度も同じ部分にアイロンを通したくなりますが、これはかえって髪のダメージを悪化させます。
高温で数秒間、髪に圧をかけ続けると、キューティクルが剥がれ、見た目がゴワついてしまいます。対策は、一度で形が決まるよう、適温(150〜180℃程度)に設定し、3〜5秒程度でスッと滑らせること。
思い通りに仕上がらなかった場合は、冷めてから再度軽く通すようにしましょう。
スタイリング剤の誤使用は仕上がりを崩す
スタイリング剤をつけた状態でヘアアイロンを使用するのも、NG行動の一つです。ワックスやバームがついた髪に熱を加えると、薬剤が焦げ付きやすく、焦げ臭さやアイロン本体の劣化、さらには髪へのダメージにもつながります。
また、薬剤が髪をコーティングして熱が均一に伝わらないため、仕上がりにもムラが出やすくなります。
理想的なのは、スタイリング剤はアイロンで形を整えた後に使うこと。とくに熱から守るヒートプロテクトミストを前に使い、ワックスやバームは仕上げに軽く使いましょう。
髪をブロッキングせず一気に仕上げようとする
時短を意識するあまり、髪をブロッキングせず一気にアイロンをかけるのも失敗の原因です。ブロッキングを行わないと、髪の内側や根元に熱が届かず、形が整いにくくなるだけでなく、全体の仕上がりが雑な印象になりがちです。
特に髪が短いメンズスタイルでは、細かい部分の調整が重要になります。対策としては、前髪・トップ・サイド・バックと4ブロックほどに分け、クリップなどで固定して順番にスタイリングする方法がおすすめです。
丁寧な作業がモテ髪の精度を大きく左右します。

髪のダメージを無視して高温ばかり使う
「すぐに形をつけたい」との思いから、毎回200℃近い高温設定でアイロンを使っている人もいますが、これは非常に危険です。
確かに高温の方が短時間でクセがつきやすい反面、髪への負担も大きくなります。髪が細い、ダメージを受けやすいといった人は特に注意が必要です。
対策としては、自分の髪質に合った温度を見極めること。基本的に140〜180℃で十分なセットが可能ですし、初めての方は140℃程度から試すのが安全です。必要に応じて調整しながら、髪をいたわりつつ理想のスタイルを目指しましょう。

ヘアアイロン メンズ 使い方・テクニックのまとめとモテ髪実現のヒント
ヘアアイロンの基本を押さえることが第一歩
モテ髪を目指すには、まずヘアアイロンの基本的な使い方をしっかり理解することが重要です。
乾いた髪に使うこと、同じ箇所に長時間アイロンを当てないこと、スタイリング剤は後で使うことなど、基礎を怠ると見た目だけでなく髪の健康にも悪影響が出ます。
基本操作ができていれば、クセ毛の矯正や自然な流れのある髪型も簡単に再現できます。初心者は140℃前後の低温からスタートし、慣れてきたら髪質に応じて温度を調整することで、より仕上がりが安定します。
ストレート・カール・ニュアンスを自在に操る
ヘアアイロンはストレートだけでなく、ゆるいカールやパーマ風、立体感のあるニュアンススタイルまで幅広く対応できる優秀なツールです。
特にメンズの場合は、前髪の立ち上げや外ハネ、サイドのボリュームダウンなど、細かいポイントで大きな印象差が生まれます。
内巻き・外巻き・ひねりなどのテクニックを覚えておくことで、スタイルの幅は飛躍的に広がります。ブロッキングしながら段階的にアイロンを当てると、熱が均一に伝わりムラなく仕上がる点も忘れてはいけません。

モテ髪を完成させるには温度とタイミングがカギ
見た目の完成度を左右するのが、アイロンの温度設定とタイミングです。高温で一気に形をつけると時短にはなりますが、髪への負担が増します。
逆に低温では何度も当てる必要があり、結果的にダメージを蓄積する恐れもあります。そのため、自分の髪質やセットしたいスタイルに合わせて温度を調整し、熱を当てた後は冷めるまで触れないことがカールや形を定着させるポイントです。
焦らず丁寧に仕上げることで、理想のモテ髪に一歩近づけます。
スタイリング剤でモテ髪の完成度をさらにアップ
せっかくヘアアイロンで作った理想のスタイルも、キープできなければ意味がありません。モテ髪を維持するには、スタイリング剤の活用が不可欠です。
ワックスやバームはアイロン後の冷めた状態で使用し、毛先に動きを加えるようになじませます。髪質や仕上がりの希望に応じて、ツヤ感を出すグリースや、キープ力のあるスプレーを使い分けると効果的です。
スタイリング剤の使いすぎは重くなる原因にもなるため、少量を数回に分けて付けると自然な仕上がりになります。
継続的なケアと練習がモテ髪への近道
モテ髪を手に入れるには、毎日の積み重ねが何より大切です。ヘアアイロンの使い方は一朝一夕でマスターできるものではありませんが、少しずつ技術を身につけていけば、確実に自分に似合うスタイルが見つかるようになります。
また、熱によるダメージを防ぐためにも、定期的なヘアケアは欠かせません。ヒートプロテクトミストや洗い流さないトリートメントを使い、髪を保護しながら日々のスタイリングを楽しみましょう。習慣化することで、周囲からの印象も大きく変わります。

